年 賀 2019

筆不精とは言いつつ、年賀状は毎年出す。
かれこれ20年くらいは、版画を彫って刷ったものを。”筆”不精には違いない。
ただ、そのデザインに悩むのも年末の恒例になっている。以前はあまり拘りもなかったが、近年「彫るからには納得いく作品を」と持ち前のB型職人気質が強くなっていて、困る。自作自演の師走の慌しさ。

そんな中、何年かに一度は、ふとアイデアが舞い降りてくることがある。
今年もドツボにハマりかけていたところに、丁度、秋口に仕事でお世話になったTVドラマ『ぬけまいる』(NHK)のオンエアがあり、そのキーアイテムからヒントを貰った。

花札。ヒントと言うよりそのまんま。

片面でおさまることなく、猛進してまいろうと。

みなさん、笑顔の多い一年を。