トリノイチ

毎年恒例の酉の市へ。華やかな熊手が満開で境内所狭しと並べられ、人ごみの中から力強く響く掛け声と手拍子。その伝統的な情景はとても幻想的でもあり、その画を切りとらんと負けじとスマホのシャッター音もあちらこちらで鳴り響く。
個人的には、そんな中で小僧(おじ)さんたちが構える黒光りしたカメラの魅力と言ったら、ファインダー向こうのファンタジーに勝るとも劣らないんじゃないかってほどで。垂涎もの。

戯言ヌカセ、鷲様ガ通ル。

今年も心を込めて、手を叩く。