青空

ブルーインパルス!直前まで飛行のことはあまり気にしていなかった。神の使いでもあるまいし、ましてや戦闘機の姿をしてるのに。ただただあの光景が意気に感じて。なんにもできんけど、とにかくブンブン手を振っていた。気づけば近くの人

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家からでることもなく、のんびりと過ごした一日。 新調したばかりのiPhoneに届くお祝のメッセージに、こんな誕生日も悪くないね、なんて(笑)付きでのほほんと返せるような年齢になったんだと、しみじみ思う。 元気でいられるこ

日常=最高

「一寸先が闇なら 二寸先は明るい未来」宇多田ヒカルさん『人生最高の日』にある歌詞。いいよね。 久々の舞台に奮闘していた去年の今頃。一年後、世の中がまさかこんな状態になってるなんて。 四年前もそう。まさか故郷があんな震災に

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何気ない一言、すれ違いざまの舌打ち、隠れていた鬱憤が溢れ漏れ出ている。ガラスの間仕切りに映った透けた自分からもゆらゆらと。嫌になるね。思わぬ雪にさらされた桜は楽しむ間もなく散った。 それでもね、生きていてほしい。大げさで

三月二十九日、雪

うそやろ? 週末、外出の自粛要請もあって例年の花見の賑わいはない。かわりに満開の桜を覆ったのは季節外れの雪だった。期待した感動もなく、冷たくどこか悲しげな光景。翌日、雪はとけて再び花びらが舞い出すなか、花が、花ごとぽとぽ

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「野焼のため、9時から通行止有り」朝、早々にホテルを出る。外輪山へと入る手前で、空をどんより覆っていた雲が強風に流されて隙間から光芒がさした。晴れ男のお出迎え。 新型コロナ騒動は今やどこでも。皮肉な笑いも飛び交う団らんの